十 ミキオは、目覚めたとき、病院のベットに横たわっていた。 枕元に視線を落とすと、母親がひざまずいて祈っているようだった。 泣きはらした真っ赤な目は、母親としての、柔らかい慈愛に満ちた心を取り戻してい …